序曲「ピーター・ルー」物語。(笑)
検索しててたまたま見つけてしまった・・・
約10年前に書いた「ピーター・ルー」物語。
高3の夏のコンクールでこの曲をやるにあたって、
指揮者のよっしいさんから出た課題で、
「曲を聞いたイメージだけで物語を書いてみましょう」ということで書いたもの。

改めて読んでみて、
仕事中ながらププっと吹き出してしまう下らなさ。。。(笑)
分かる人には分かるネタです。

よっしいさんのHPの一角に載ってて、他の人の書いたやつもあったんだけど、
ぁたしのだけ「gawatoさんの独壇場」シリーズってタイトルになってた。(笑)
どんだけぁたしが地元でGoing My Wayを貫いてたか、
非常に分かりやすい作品になってるかと存じます。(笑)

分かる人は序曲「ピーター・ルー」を聞きながらどうぞ。

※注意※
・かなり下らない上に長いです。
つまらんものを読まされて時間をとられるのが嫌な方はここまでで☆

・これはあくまで想像上のお話です。

・苦情は受け付けません。(笑)



*  *  *  *  *  *  *  *  *  *

(まえがき?)
この物語の主人公・トニーとその妻・キャサリンは、
某・静岡県焼津市で2人仲良く、超ラブラブに暮らしていました。

(A~D)
某月某日・・・。よく晴れた日曜日の朝。
家の中にはモーニングコーヒーをたてるいい香りがただよい、
ラジオから流れてくる音楽だけが静かに響いていた。
妻のキャサリンは庭に出て洗濯物を干し、
トニーはリビングでラジオの音に耳を傾けながら朝刊に目を通していた。
トニーは火にかけたやかんが沸騰しているのに気付き、
新聞をたたんで重い腰を上げてやかんの火を止めると、テラスに出てキャサリンを呼んだ。

「朝飯にしないかー?」

トニーの叫ぶ声にキャサリンは洗濯物を干す手を止めた。

「ちょっとまってて。あと少しで終わるから。」

キャサリンは手早く洗濯物を干すと、空になった洗濯カゴを手にテラスに戻った。

トニーとキャサリンの生活は思い描いたように幸せだった。
三度の食事も食後のだんらんも、お互いさえいればよかった・・・
壊れたテレビのかわりにラジオがあればそれで十分だった。

「たまにはラジオもいいもんだね・・・・」


(E~F)
「あっ、洗濯機・・・・」

ピーピーという電子音がして、洗濯機が止まった。
キャサリンは洗い物をする手を止めた。

「あとは俺がやっとくからいいよ。」

「ありがと 助かるー。」

代わってトニーが洗い物を始めた。キャサリンは洗濯カゴを抱えて再び庭へ出た。
大きな白いシーツを物干しざおに広げて干した。
洗濯ばさみでシーツをとめ始めた時、うっすらと太陽に雲が陰って辺りが少し暗くなった。

すると、庭のむこうの道路に1台の車が止まり、中から黒いスーツ姿の男が2人降りてきた。

「あ、あの・・・ど、どちら様ですか?」

「・・・。」

2人の男はキャサリンの呼びかけにも応じず、黙ってそのまま行こうとする。
キャサリンは勇気を出して2人の前に立ちはだかった。

「ちょっと~、あんたらなんなのよぉっ!」

小さい方の男が大きい方の男をちらりと見ると、
大きい方の男はキャサリンの左手首をがっとつかんだ。

「いたたた・・・・いたいーっ!」

キャサリンの悲鳴に気付き、洗い物を終えたトニーが手を拭きながらテラスに出てきた。

「どーしたの?!誰~?」

トニーがキャサリンを呼んだ声で2人の男はトニーに気付き、
キャサリンをどしっと突き倒すと、つかつかとトニーに歩み寄った。

「貴様か?トニーは。」

「はぁ・・・そーですけど・・・」

「悪いけどちょっと付き合ってもらおうか?」

トニーはピストルをつきつけられ、おとなしく両手を挙げた。

「いくぞっ!」

襟首のうしろを大きい方の男につかまれ、トニーはしぶしぶ歩いた。

「トニーィィっ!!」

キャサリンは突き倒されたまま恐怖に怯えて動けずにいた。

「うるさい女だ・・・」

小さい方の男はキャサリンに歩み寄り、平手打ちを一発食らわせると、
黙って車のところまで戻った。
トニーは無理やり車に押し込まれ、小さい方の男が車に乗り込むと、
そのまま車は走り去ってしまった。

キャサリンは打たれた頬を押さえたまま、走り去る車をただ見送るしかなかった。


(G~S)
車は西へ・・・正しくは北西の方角に向かって走っていった。
どちらの男も一言だに口をきかなかった。

「あ、あの・・・どこ行くんですか・・・?」

“富士吉田”という標識を目にしたトニーはぞっとした・・・。

「うるさい。黙ってろ。」

小さい方の男はただそう言うだけで、行き先は教えてくれなかった。

─────ピリリリリリ・・・・

小さい方の男のケータイが鳴った。

「はい・・・もしもし?テリーです。」

男の名はテリーというらしい。
はいはいと返事をするだけの淡々とした電話だった。
電話を切るとテリーはフロントミラー越しに、車を運転する大きい方の男に目でサインを送った。男はこくりとうなずき、表情ひとつ変えることなく運転を続けた。

やがて車はさびれた倉庫の前で止まった。
トニーはまた乱暴に車からひっぱり出されると、
大きい方の男に襟首をつかまれて薄暗い倉庫の中に突き飛ばされた。

「痛っ、何すんだよ!・・・あっ!」

トニーが駆け寄った時には時遅し・・・重い鉄の扉は閉ざされてしまった。

「開けろよー!おぃっ!おぃっっ!!」

トニーは必死でその扉をたたいた。外にも中にもガンガンという音が響く。
ざっざっと扉に歩み寄る音がして鍵を外す音がしたかと思うと、
またあの大きい方の男が入ってきた。

「うるさい。静かに寝てろ!」

男はトニーの後頭部にチョップを食らわした。
トニーは気を失ってその場に崩れた。


(T~X)
トニーは夢の中にいた。
ただ真っ白な世界が目の前に広がっているだけの場所に、1人で立っていた。
そのうち、真っ青な空から、雲もないのにフワフワとした雪が降り出し、
辺りを白と銀との美しい世界に変えていく。
太陽の光を受けて雪はダイヤモンドダストのように七色の光を放ちながら、キラキラと輝く。
冷たいはずの雪は何故か温かく、優しくトニーを包み込んだ・・・。


(Y~Z)
「・・・ニー・・・トニー・・・トニー・・・トニーっ!!」  

すっかり夢の中でイイ気分になっているトニーを誰かが起こす。
見れば、自分を気絶させたあの男ではないか!
自分を誘拐したあのテリーもいる。
いや、よく見ると妻のキャサリンもいるではないか!

キャサリンまで誘拐されてしまったのかと思い、
ふと我に返ると、何だか周りが騒がしい。

「HAPPY BIRTHDAY、トニー!」

誰かの声で一斉にクラッカーの嵐!!
何が何だかわからないまま、トニーは唖然としている。

満面の笑顔でトニーの肩を叩いたのは大きい方のあの男・・・
いや、トニーの友人TAPだった。

ということは・・・そう、実はテリーもトニーの友人。

はっっ!!

今日はトニーの誕生日!
妻のキャサリンまでもが芝居をうっていたのだ!

やられたー。


(あとがき)
後にトニーがTAPに激怒したことは間違いない。

トニー: 「てめぇ、本気で人を気絶させやがって!」

TAP : 「お前が暴れるからだろ!」

トニー: 「あの状況で暴れない方がおかしいだろ!俺にも殴らせろーっ!」

TAP : 「おわっ・・・」

テリー: 「ねぇ、なんで俺のコト気付かなかったの・・・(泣)」


おしまい。

*  *  *  *  *  *  *  *  *  *
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by gawato2392 | 2008-10-10 02:13 | Diary
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