【東日本大震災⑤】明かりの消えた町
17時過ぎ、吉見を出発。

吉見町内は停電はなく、信号もついていた。
が、隣の北本市は停電しているようだった。

初めて消えている信号機を目にした。。。

いつもは当たり前のように右折レーンで曲がっていく交差点で、
たかが右折がこんなにも大変だとは思いもしなかった。
譲り合いが大事なんだなぁとこんな時に再確認するとは。。。

しばらく行くと、とある小さな交差点で救急車が止まっていた。
右前のバンパーがつぶれた乗用車と黒い自転車、そして倒れてる人。
こんな状況でいつものような運転をしていたら、
絶対に事故が起きるなぁと思っている矢先の光景で、
さすがのぁたしも慎重に運転せざるを得なかった。(苦笑)

桶川に入ると、信号がついていた。
が、やはり道路がだいぶ混んできた。
そのうちだんだん日も暮れて、辺りが暗くなりだした。
地震の影響でどこの店も閉まっている。

大きな交差点ではお巡りさんが出て、赤い棒を振りながら交通整理をしていた。
北上尾の駅前の交差点は真っ暗だった。

そこへハルキから電話がかかってきた。

「今どこだ?」

「まだ北上尾の駅のあたり。停電してて真っ暗だよ。
交差点にお巡りさんが出てる。」


「俺、今ウチに寄ったんだけど、電気も水道も大丈夫みたいだぞ。」

「そっかぁ、よかった。
道がめっちゃ混んでるから、何時に着くかわからないけど。。。」


「とりあえず気をつけて来いよ。」

上尾の駅前も真っ暗だった。
高崎線が中山道と並行して走っているせいか、
大勢の人が大宮方面のからぞろぞろと歩いてくる。
中にはヒールの靴で歩いている女の人もいる。
もし自分も電車通勤だったら、きっと同じように歩いていたのかもしれない。

いつもは楽しい話題で盛り上がっているラジオも、
繰り返し地震の情報が流れていた。
今日はいつもと変わらない金曜日だったはずなのに、
大きな地震が来て、大きな津波も来て、町は真っ暗で・・・
色んなことが一瞬にして変わってしまった。。。

時計を見ると19時だった。

あれからもぉ4時間も経ったのか・・・
そう思ったら急にお腹がすいていたのを思い出した。

「あぁ、今日はご飯食べてないな・・・
食べたのは、おせんべいとチョコレートだけか。」

出発前に買ったカフェオレは開けないままですっかり冷めてしまっていた。

さいたま市に入ると信号も電気もついていた。
17号がめっちゃ混んでる様子だったから、裏道を抜けて抜けて、
やっと事務所にたどり着いた時には、
出発から約3時間、20時前になっていた。。。
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by gawato2392 | 2011-03-11 23:25 | Diary
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